数学の不思議

数学の不思議―数の意味と美しさ

数学の不思議―数の意味と美しさ

数学の起源からゲーデルまでを一般向けに易しく書いた本。一般向けに数学を扱った本では、数式が省略されていることが多いが、この本では数式が満載。数学の美しさを直に体験できる。そして数々の数式に実際に数字を当てはめ、調和級数が以下に増加が遅いかなど、感覚的に感じることができるように書かれている点も良い。しかし、ゲーデルはやっぱりよく分からない。自己言及は矛盾を誘発するということが、数論にも当てはまるという理解でいいのだろうか。