ドラゴンランス伝説

ドラゴンランス伝説〈4〉 レオルクスの英雄

ドラゴンランス伝説〈4〉 レオルクスの英雄

フィスタンダンティラスの軍勢は南下を続ける。レイストリンは、現代のダラマールにテレパシーを送り、アスティヌスの歴史書を読み上げるように頼む。自ら破滅に向かいつつあることを知ったレイストリンは、歴史を変えようと試みるが、些細な変更では歴史の流れを変えられないことに気づき絶望する。敵の陰謀を利用し、パックス・タルカスを占拠し、扉のあるザーラムへとたどり着いた。そこでレイストリンは、キャラモン、タッスルの説得を退け、クリサニアとともに扉へ入ろうとするが、歴史書のとおり、予想外のことが起こった。
歴史に翻弄される側から、歴史を動かす役目を担うことになったにもかかわらず、歴史の流れは抗えなかった。張り巡らせた複線と、加速をつづけ巧みかつわかりやすいストーリーテリングが素晴らしい。先が気になってしょうがないではないか。