星を継ぐもの

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

最初の50ページくらいは、普通の小説っぽくて退屈だが、それを過ぎるとページをめくる手が止まらなかった。うわさに違わぬ出来。科学的な考察がいろいろ出てくるが、説明が詳しいのでよくわかった。後半いろんな説が出てきたところでは、ちょっと混乱したが、最後まで読んだら全て腑に落ちた。これはなんと言ったらいいのか、SFの材料でミステリの料理を作ったような作品。どちらか一方にでも興味があるのなら、ぜひ読むべき。
この本を高校生のときに読んでいたら、学者を志していたかもしれない。