万物理論

万物理論 (創元SF文庫)

万物理論 (創元SF文庫)

日本語で書かれているというのに、何が書いてあるのかさっぱり分からない。物語は記者のアンドルーを中心に進んでいくのだが、テーマが遺伝子、性別、生死、脳障害など多岐に渡っており、科学の進歩が個人の意識にどのような影響を与えていくのかを取材するのだが、彼らとの会話がさっぱり分からない。さらに主題となるTOEについても、どうしてあれがああなるのかわかんない。「ディアスポラ」の方がよっぽど分かりやすい。
終盤に書けての展開は見事だが、いかんせん長すぎ。