黄金の蜘蛛

今回の事件はまったく難解で。終盤までほとんど手がかり無しだった。オリーとフレッドとソールを集めたところで、3人に意見を求めるところなんてウルフらしくない。それだけに3人の活躍が目立つ話。ウルフが影で売っていた手が決め手になるあたりは、「殺人犯はわが子なり」に似ていたかな。この話はアメリカで映画化され、日本語字幕版をhttp://cineplex.cocolog-nifty.com/main/2004/12/nero.htmlでも見ることがでて、非常に面白いうえに、最後に感動のエピソードが追加されているのでお勧め。ちなみにこの訳のアーチーの一人称は「私」、ウルフは「俺」なので、ちょっと違和感あり。