死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/10/01メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 823回この商品を含むブログ (215件) を見る

若い時って誰でも、自分は価値のない人間で生きていてもしょうがないなんて思うことがある。はしかみたいなもんだ。そこがすごくリアルに描けていて、乙一はやっぱり若い作家なんだなと思った。最後にドジな先生が、「がんばってる結果がこれなんだから、しょうがないでしょ」という言葉にはすごく意味があって、きっとマサオにはわからないだろう。