Yの悲劇

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Xよりは破綻が少ないし、決着の付け方は見事。しかしこの解決はどうも私には、複数の解釈を許すような気がして納得がいかない。この作品は、その後多くの亜種を生み出すことになったのは想像できる。その点での価値は高いのだろう。ダインの「僧正殺人事件」に似てなくも無い。