倒錯のロンド

倒錯のロンド (講談社文庫)

倒錯のロンド (講談社文庫)

倒錯というと、何となく淫靡な響きがあるが、ここでの倒錯はその倒錯ではない。何となく読み進んでいくうちに、作者のトリックにころっと引っかかって、最後に「やられた!」と思わずうなってしまう快感。これは倒錯三部作の一作目らしいので、続巻も読んでみよう。