「死の招待」レックス・スタウト

EQ#52(8607)掲載のネロ・ウルフシリーズ短編。どことなく全体がユーモアに包まれていて、楽しく読めた。この作品のウルフはいつも以上に意地悪で、知っていることを誰にも話さない。とうとうクレイマーも彼を怒らせてしまったときは、ウルフはどうやって復讐するんだろうとワクワクしていたら、どうってことはなかった。ウルフが女性の台所に招き、フリッツと一緒に料理を手伝わせているシーンは特筆に値する。